翌日。

 ステージライブの日である。

 まずはギャルメイクをしたるなのボーカルとギター、翔子のクラリネット、あやめのパーカッションによる、初期メンバーのセルフカバーライブから始まった。

 次は英美里と優子の漫才「ゆるキャラ」。

「うちらもアイドル界のゆるキャラと言われておりまして」

 ここがなぜかいちばんウケた。

 その後はひまりとさくら、ひかるによる、洋楽をカバーしたアカペラライブ。

 さらにだりあの落語「化粧術」。

「最初大ネタをやりたいと言ったら部長に短くしろと言われまして」

 くすぐりでウケたのが良かったのか、爆笑を取ることが出来た。

 休憩時間を挟んでライブが始まると、

「今回は最多の十二人で行くよーっ!!」

 リードボーカルのひまりが煽ると、ボルテージは上がってゆく。

「このライブは、なんとネット配信で生放送してまーす!!」

 七月発売予定のアルバムのナンバーがメインで、まずはアップテンポの『恋バナ。』から始まり『カミダノミ』『ドリームキャッチャー』、バラードナンバーの『虹の橋』、エイトビートの『ダンシングナイト』、最後は『いつもどこでもいつまでも』。

 アンコールは定番の『逃げろ仔猫ちゃん』『もふもふ。』でライブははねた。