後半のステージライブはエイトビートで盛り上がりやすい『私のJoker』からスタート。

 ノリの良い『夢を声にすれば』『恋せよ乙女!』『エガオノクスリ』『夏はそこまで』で盛り上げてから、バラードナンバーの『片想い』。

 再びノリノリのナンバーで『私をデートに連れてって』『もふもふ。』『恋バナ』ときて、アンコールは『君が目をそらせば』『君のままで』でライブはハネた。

 ラブナンバーばかりが並ぶ中、ひまりがどのような心境であったのかは分からないが、ライブを無事に乗り越えたというだけでも安堵はあったかも知れない。

 日曜日の一般公開日、部室でひまりはぼんやりとしていた。

 喧騒より静かな場所にいたかったらしい。