四月からはさらに、 「他校との交流事業もかなり申し込みがあって」 そこで段階的ながら門戸をひらくことを、英美里に諮問してきた。 「ほんで、君らがアカンというなら無理強いはせんし、部分的でもえぇし」 うちの学校だけのことではなくなってきている、と清正は言った。 「もし決まったら、調整はしておく」 といい置き、英美里たちメンバーにゆだねた。 始業式が済んだ放課後、英美里は入部したばかりの藤森由梨香(ゆりか)、星菜穂子(なおこ)、鳴瀬里菜(りな)の三人も加えた上で、部室に全員を集め協議をすることとなった。