「……これ、なに?」
「餃子の具です。今日は三色餃子を作ろうと思って、にんにく餃子、シソ餃子、キムチ餃子の三種類を用意してみました。シソとキムチを刻んで混ぜているんですよ」
なるほど、こっちの緑色の葉っぱが混ざっているのがシソ餃子の具で、こっちの赤いのがキムチ餃子なのか。
「すごい。家でもいろんな種類の餃子を一度に食べられるのね。宇都宮とか、中華街に行かないと無理だと思ってた」
「そんなに手間じゃないんですよ。もとになるタネは一緒なので、それを三つに分ければいいんですから」
簡単に言うけれど、家で餃子を作ること自体そもそも手間なのでは。
「先輩には、餃子を包むのを手伝ってほしくて。あ、エプロンは僕の予備のものを貸しますね」
「えっ。餃子なんて包んだことない……」
「大丈夫です、教えますから」
難しそう、とか、失敗しそう、と言い訳する前に、塩見くんはエプロンを持ってきて私に手渡す。なんだか、やるしかない雰囲気。
「餃子の具です。今日は三色餃子を作ろうと思って、にんにく餃子、シソ餃子、キムチ餃子の三種類を用意してみました。シソとキムチを刻んで混ぜているんですよ」
なるほど、こっちの緑色の葉っぱが混ざっているのがシソ餃子の具で、こっちの赤いのがキムチ餃子なのか。
「すごい。家でもいろんな種類の餃子を一度に食べられるのね。宇都宮とか、中華街に行かないと無理だと思ってた」
「そんなに手間じゃないんですよ。もとになるタネは一緒なので、それを三つに分ければいいんですから」
簡単に言うけれど、家で餃子を作ること自体そもそも手間なのでは。
「先輩には、餃子を包むのを手伝ってほしくて。あ、エプロンは僕の予備のものを貸しますね」
「えっ。餃子なんて包んだことない……」
「大丈夫です、教えますから」
難しそう、とか、失敗しそう、と言い訳する前に、塩見くんはエプロンを持ってきて私に手渡す。なんだか、やるしかない雰囲気。