クリスマスから数日後、年末の時期ということもあり学校もないし俺は家でゆっくりと勉強をしていた。すると雅之から「少し
話したいことがあるから遊ばないか?」と連絡があった。たまの息抜きであれば問題はないし俺も誰かと話したい気分だったので
ちょうどよいな、と思い了解の返事をだした。すると雅之から「じゃあ、俺の家に来てくれない?」と来たので俺は雅之の家へと
向かった。ほどなくして着いたのでチャイムを鳴らすと雅之が出てきた。そして家の中に通され、雅之の部屋に着いた。雅之は
「最近、勉強の調子はどう?」と聞いてきたので俺は「すごく順調ってこともないけどダメなこともないよ。このままいけば大学は
問題ないかもしれないな」と言うと雅之は「良かったな。俺も応援してるから頑張れよ」と言ってきた。だがまさかこのことのため
だけに俺を呼んだわけはないよな、と思い「で?話したいことって何?」と聞いた。すると雅之は「あのさ。はるちゃんからみくの
こととか聞いてる?」と言ってきた。なので俺は「いや?何も聞いてないよ?なんで?」と答えると雅之は「そうか。こないだ
クリスマスだったじゃん。俺、考えていたことが全然できなくてさ。みくは楽しめなかったんじゃないかと思って」と言ってきた。
俺が「成程な。それで心配になったってことね。本人に直接聞けばいいじゃん」と言うと雅之は「聞いたよ。でも楽しかったとしか
言ってこなくてさ」と言ってきたので俺は「じゃあ、楽しかったんじゃないの」と言うと雅之は「お前とはるちゃんはすげー順調に
付き合えてるからそんなこと思わないかもしれないけどさ・・・俺とみくは付き合いたてだから不安なんだよ」と言ってきた。
そのことをみくちゃんに伝えるだけでだいぶ仲良くなれそうな気もするけどな、と思いながらもこういう時は話を聞いてあげるのが
一番だと思い「で?具体的にクリスマスはどんなことがあったの?」と聞いた。雅之は「長くなって悪いけど聞いてくれよ。まずは
ちょっと高いレストランでランチでも、と思ってたんだけどすっごく混んでてな、一時間くらい並んじゃったんだよ。その後は
ウインドウショッピングに行ったんだよ。で、俺としてはそこでさりげなく前から見ていた店に行って、みくが喜ぶプレゼントを
買ってあげるつもりだったんだけど行ったら俺がいいと思ってたネックレスが売り切れててさ。取り急ぎで別のものを買ったけど
喜んでくれたかわかんないし。その後はカラオケとかで遊んだんだけどクリスマスっぽいことした方が良かったのかな、なんて
思ってな」と言ってきた。俺が「クリスマスっぽいことって何?」と聞くと「そりゃ、テーマパークに行くとかさ」と言ってきた
ので「クリスマスは学校が午前中まであったんだからテーマパークってテンションでもなかったじゃん」と言うと「だって他に
場所が思いつかないんだよ。お前はどこ行ったの?」と聞いてきたので俺のクリスマスの話をすると「すげえな。それで
はるちゃんは喜んでくれたの?」と聞いてきたので「はるは楽しかったって言ってくれたよ?それに俺の場合は気取るなって
はるから釘刺されたくらいだからな」と言うと「そうか。いい付き合い方してるんだな。あ、俺もイルミネーションは見に
行ったよ」と言ってきた。なので俺が「じゃあ十分じゃないの?」と言うと雅之は「でも、そこでみくちゃんがすごく寒そうに
しててさ、無理して連れてくるべきじゃなかったかななんて思ったんだよ」と言ってきた。気にしすぎなような気がするけどな、と
思ったが「まぁとりあえずわかったよ。はるにみくちゃんがなんて言ってたかとかは聞いておくからさ」と言うと雅之は「助かる。
もし何かあったら教えてくれ」と言ってきた。そしてそこからは普通に友達同士でゲームをしたりして遊んだ。いい時間になった
ので「そろそろ帰るわ」と言って俺は雅之の家を出た。そして帰りの電車に乗っていると電車の中に見かけたことのある人影が
いたので声をかけてみることにした。「あれ?みくちゃん、どうしたの?」。みくちゃんはびっくりしたような顔をして
「亮介くん。あ、こんにちは」と言ってきたので「今、雅之の家で遊んできたところなんだよ。みくちゃんはどこか行ってたの?」
と聞くと「うん、友達と遊びに行ってたの。で、一駅だけなんだけど寒いから電車使っちゃった」と言った。次の駅まで短い時間
だが今日のことを少し話してみた。「雅之が、みくちゃんとのクリスマスデートに失敗したって言ってたよ」と言うとみくちゃんは
「え?そんなことないよ?すごく楽しかった」と言ってきたので今日聞いたことを話すとみくちゃんは「確かにご飯を食べる時は
少し待ったけどクリスマスだからしょうがないな、って思ったし、プレゼントは素直に嬉しかったな。イルミネーションは確かに
寒かったけどクリスマスにしか見れないものだし、私が寒そうにしてたら雅之が肩を抱き寄せてくれたから嬉しかったのに」と
言ってきた。みくちゃんは失敗だなんて微塵も思ってないんだな、と思い「その話、雅之にしてあげたほうがいいかもな」と俺が
言うとみくちゃんは「少し恥ずかしいけど、こんなことで心配されても嫌だから言うね。ありがとう。あ、駅に着いたからまたね」
と言ってみくちゃんは降りて行った。うまくいけばいいな、と思い俺は家へと帰った。そして家に着くと雅之から連絡が来ていた。
「お前、今日の話を全部みくにしただろ」と来たので「したよ。そっちのが早いだろ?」と返すと雅之から「プライベートな話を
勝手にするなとか普通なら言うところかもしれないけど、今回は助かったわ。ありがとな」と来た。世話の焼けるやつだ。
話したいことがあるから遊ばないか?」と連絡があった。たまの息抜きであれば問題はないし俺も誰かと話したい気分だったので
ちょうどよいな、と思い了解の返事をだした。すると雅之から「じゃあ、俺の家に来てくれない?」と来たので俺は雅之の家へと
向かった。ほどなくして着いたのでチャイムを鳴らすと雅之が出てきた。そして家の中に通され、雅之の部屋に着いた。雅之は
「最近、勉強の調子はどう?」と聞いてきたので俺は「すごく順調ってこともないけどダメなこともないよ。このままいけば大学は
問題ないかもしれないな」と言うと雅之は「良かったな。俺も応援してるから頑張れよ」と言ってきた。だがまさかこのことのため
だけに俺を呼んだわけはないよな、と思い「で?話したいことって何?」と聞いた。すると雅之は「あのさ。はるちゃんからみくの
こととか聞いてる?」と言ってきた。なので俺は「いや?何も聞いてないよ?なんで?」と答えると雅之は「そうか。こないだ
クリスマスだったじゃん。俺、考えていたことが全然できなくてさ。みくは楽しめなかったんじゃないかと思って」と言ってきた。
俺が「成程な。それで心配になったってことね。本人に直接聞けばいいじゃん」と言うと雅之は「聞いたよ。でも楽しかったとしか
言ってこなくてさ」と言ってきたので俺は「じゃあ、楽しかったんじゃないの」と言うと雅之は「お前とはるちゃんはすげー順調に
付き合えてるからそんなこと思わないかもしれないけどさ・・・俺とみくは付き合いたてだから不安なんだよ」と言ってきた。
そのことをみくちゃんに伝えるだけでだいぶ仲良くなれそうな気もするけどな、と思いながらもこういう時は話を聞いてあげるのが
一番だと思い「で?具体的にクリスマスはどんなことがあったの?」と聞いた。雅之は「長くなって悪いけど聞いてくれよ。まずは
ちょっと高いレストランでランチでも、と思ってたんだけどすっごく混んでてな、一時間くらい並んじゃったんだよ。その後は
ウインドウショッピングに行ったんだよ。で、俺としてはそこでさりげなく前から見ていた店に行って、みくが喜ぶプレゼントを
買ってあげるつもりだったんだけど行ったら俺がいいと思ってたネックレスが売り切れててさ。取り急ぎで別のものを買ったけど
喜んでくれたかわかんないし。その後はカラオケとかで遊んだんだけどクリスマスっぽいことした方が良かったのかな、なんて
思ってな」と言ってきた。俺が「クリスマスっぽいことって何?」と聞くと「そりゃ、テーマパークに行くとかさ」と言ってきた
ので「クリスマスは学校が午前中まであったんだからテーマパークってテンションでもなかったじゃん」と言うと「だって他に
場所が思いつかないんだよ。お前はどこ行ったの?」と聞いてきたので俺のクリスマスの話をすると「すげえな。それで
はるちゃんは喜んでくれたの?」と聞いてきたので「はるは楽しかったって言ってくれたよ?それに俺の場合は気取るなって
はるから釘刺されたくらいだからな」と言うと「そうか。いい付き合い方してるんだな。あ、俺もイルミネーションは見に
行ったよ」と言ってきた。なので俺が「じゃあ十分じゃないの?」と言うと雅之は「でも、そこでみくちゃんがすごく寒そうに
しててさ、無理して連れてくるべきじゃなかったかななんて思ったんだよ」と言ってきた。気にしすぎなような気がするけどな、と
思ったが「まぁとりあえずわかったよ。はるにみくちゃんがなんて言ってたかとかは聞いておくからさ」と言うと雅之は「助かる。
もし何かあったら教えてくれ」と言ってきた。そしてそこからは普通に友達同士でゲームをしたりして遊んだ。いい時間になった
ので「そろそろ帰るわ」と言って俺は雅之の家を出た。そして帰りの電車に乗っていると電車の中に見かけたことのある人影が
いたので声をかけてみることにした。「あれ?みくちゃん、どうしたの?」。みくちゃんはびっくりしたような顔をして
「亮介くん。あ、こんにちは」と言ってきたので「今、雅之の家で遊んできたところなんだよ。みくちゃんはどこか行ってたの?」
と聞くと「うん、友達と遊びに行ってたの。で、一駅だけなんだけど寒いから電車使っちゃった」と言った。次の駅まで短い時間
だが今日のことを少し話してみた。「雅之が、みくちゃんとのクリスマスデートに失敗したって言ってたよ」と言うとみくちゃんは
「え?そんなことないよ?すごく楽しかった」と言ってきたので今日聞いたことを話すとみくちゃんは「確かにご飯を食べる時は
少し待ったけどクリスマスだからしょうがないな、って思ったし、プレゼントは素直に嬉しかったな。イルミネーションは確かに
寒かったけどクリスマスにしか見れないものだし、私が寒そうにしてたら雅之が肩を抱き寄せてくれたから嬉しかったのに」と
言ってきた。みくちゃんは失敗だなんて微塵も思ってないんだな、と思い「その話、雅之にしてあげたほうがいいかもな」と俺が
言うとみくちゃんは「少し恥ずかしいけど、こんなことで心配されても嫌だから言うね。ありがとう。あ、駅に着いたからまたね」
と言ってみくちゃんは降りて行った。うまくいけばいいな、と思い俺は家へと帰った。そして家に着くと雅之から連絡が来ていた。
「お前、今日の話を全部みくにしただろ」と来たので「したよ。そっちのが早いだろ?」と返すと雅之から「プライベートな話を
勝手にするなとか普通なら言うところかもしれないけど、今回は助かったわ。ありがとな」と来た。世話の焼けるやつだ。