翌日には家から追い出されて、私は叔母と一緒に暮らし始めました。


「父の金目当ての叔母と」


叔母は父の妹で、高校卒業後すぐに結婚。

当時22才の叔母は離婚していて、無職。


「父は生活費は出すから、私の面倒をみるように叔母に頼んだんです」


叔母は父の依頼を受けました。

お金が欲しかったから。

『兄さん。あの子の面倒はちゃんとみるから、ちゃんとお金払ってね』


「私に優しくするのも、私を心配するのも、私との生活を終わらせたくないから」