数日後。 メンバー全員と茉莉江が、見舞いをしにやって来た。 「眼は大丈夫?」 マヤが心配そうに訊いた。 「右眼は、あかんらしい」 明るく言ったのだが、茉莉江はすっかり落ち込んでしまっていた。 「きっと、私のせいだ…」 「いやいや。男は女を護るもんやからね、まぁ安達くんが無傷なら、それはそれで男子の本懐よ」 メンバーがかつて見たこともないぐらい、豪快に笑う清正が、茉莉江には痛々しかったようである。