そして、カレンの結婚式の日になった。
「おめでとう!!カレン!!」
「ありがとうございます。ティム様。遠い所からはるばる来ていただいて、凄く嬉しいです!」
ティムは花嫁姿のカレンを見て、色々込み上げてくるものがあった。
思い返せば、ティムはカレンに凄く世話になった。
カレンが必死になって王毒殺の疑いで捕まったティムを助け出してくれた。
感謝してもしきれないほどだ。
ティムの命の恩人が幸せになってくれて嬉しい!!・゜・(つД`)・゜・

「うわっ!?ティム様、何泣いているんですか!?」
カレンは泣き出したティムを見て驚いた。
「嬉しくってつい……。」
「ティム様、だらしないですよ!鼻水なんか垂らしてー!」
護衛のエズフが口をはさんできた。
「……(¬_¬)」
ティムがエズフの顔をじっと見ている。
「ティム様、何ですか!その目は?」
「エズフ…口元さわってみろよ。」
「え?」
エズフはティムに言われた通り、自分の口元をさわってみた。
「あっ!?クリームついてる!?さっきデザートビュッフェで食べたケーキのクリームがついたんだな……。」
「だらしないだなんて、人のこと言えないだろ。」
「はい、そうでした……。」