一通りリサさんたちの話し合いが終わって、ワンピースとはしばしお別れ。また改良して、今度は二月頭くらいに小物と合わせたり最終調整をするらしい。
今日はみんなでご飯行こう、ということになって、八人で連れ立って街に出る。行き先は宇野さん御用達の居酒屋だ。ちょうど空いていた個室に案内されて、それぞれ飲み物を注文する。
「じゃあ、ショーの成功を祈って、かんぱーい」
「それ、まだ気が早くねえ?」
リサさんのノリノリの掛け声で乾杯する。西さんのツッコミは、まあ、聞かなかったことにしよう。
宇野さんのおすすめだけあって、ドリンクの種類もフードの種類も豊富だった。どれも美味しいのに、値段が手頃で、学生に優しいお店だ。
リサさんと西さんは、ハイペースでグラスを空けていて、保志さんと宇野さんも、顔色を変えずに飲み続けている。愛香と潤平くんもそこそこ強いので、あまり飲めない私は、一杯で顔を真っ赤にしている小川さんと一緒にちびちびとグラスを傾ける。
「皆さん、お酒強いんですね」
「そうなんだよー、みんなで飲みに行くとねー、いっつも私が先に潰れちゃうのー」
へへへ、と笑う小川さんは、きっと私よりも弱い。もうかなり酔っ払ってる感じだ。
お互いの学校のことや就職先のことなど、話題は尽きなかった。専門学校チームはもうみんな就職先は決まっていて、保志さんと小川さんは地元に残ってショップの店員、あとの三人は県外へ出てしまうそうだ。リサさんは、東京のウェディングドレスを作る会社にアシスタントとして就職するらしい。
「じゃあ、来年から会えなくなっちゃうんですね」
なんだか寂しくなって呟くと、酔っぱらいのリサさんが抱きついてきた。
「ヒナちゃん、もー、ちょー可愛いー。リサもヒナちゃんに会えないのさみしーよー」
「リサさん、ちょっと飲みすぎです」
「でも安心してね、ヒナちゃんの結婚式には、うんっと可愛いドレス作って帰って来るからー!」
ありがとうございます、と私からも抱きつき返した。今日は私も結構酔ってるかも。
今日はみんなでご飯行こう、ということになって、八人で連れ立って街に出る。行き先は宇野さん御用達の居酒屋だ。ちょうど空いていた個室に案内されて、それぞれ飲み物を注文する。
「じゃあ、ショーの成功を祈って、かんぱーい」
「それ、まだ気が早くねえ?」
リサさんのノリノリの掛け声で乾杯する。西さんのツッコミは、まあ、聞かなかったことにしよう。
宇野さんのおすすめだけあって、ドリンクの種類もフードの種類も豊富だった。どれも美味しいのに、値段が手頃で、学生に優しいお店だ。
リサさんと西さんは、ハイペースでグラスを空けていて、保志さんと宇野さんも、顔色を変えずに飲み続けている。愛香と潤平くんもそこそこ強いので、あまり飲めない私は、一杯で顔を真っ赤にしている小川さんと一緒にちびちびとグラスを傾ける。
「皆さん、お酒強いんですね」
「そうなんだよー、みんなで飲みに行くとねー、いっつも私が先に潰れちゃうのー」
へへへ、と笑う小川さんは、きっと私よりも弱い。もうかなり酔っ払ってる感じだ。
お互いの学校のことや就職先のことなど、話題は尽きなかった。専門学校チームはもうみんな就職先は決まっていて、保志さんと小川さんは地元に残ってショップの店員、あとの三人は県外へ出てしまうそうだ。リサさんは、東京のウェディングドレスを作る会社にアシスタントとして就職するらしい。
「じゃあ、来年から会えなくなっちゃうんですね」
なんだか寂しくなって呟くと、酔っぱらいのリサさんが抱きついてきた。
「ヒナちゃん、もー、ちょー可愛いー。リサもヒナちゃんに会えないのさみしーよー」
「リサさん、ちょっと飲みすぎです」
「でも安心してね、ヒナちゃんの結婚式には、うんっと可愛いドレス作って帰って来るからー!」
ありがとうございます、と私からも抱きつき返した。今日は私も結構酔ってるかも。