目を開けたら、すぐそばに真鳥がいて私の二の腕を支えるように触れていた。
 驚きのあまり後ずさる。


「気分はどう?」


 真鳥は心配そうに私の顔を覗き込んでいた。


「立ちくらみでもしたの? 貧血? 白坂、いきなり倒れ込んできたから」
「あ……ごめん。もう大丈夫。気分は悪くないし」


 なんだか、霧が晴れたようにひどくすっきりした気がする。


(私、真鳥と何をしに公園に来たのかな)


 めまいがした直前の出来事を、よく覚えていなかった。


 不審に思いながらも、その後は真鳥に家まで送ってもらい、家で安静にすることにした。