嶺亜は初めて見る豪華な部屋に驚いていた。


 悠大がコートをハンガーにかけてくれて。


 嶺亜は窓から見える夜景を見ていた。



「嶺亜…」


 悠大がそっと、後ろから抱きしめてくれた。


「愛しているよ、嶺亜…。そのままの嶺亜でいい…。傍にいてくれるだけで、いいんだよ」

「…子供っぽくないですか? 私…」

「どうして? 」

「だって、悠大さんは素敵な大人の男性なのに、私…」

「どんな嶺亜だって、私が愛しているんだ。そのままでいい」


 
 そっと見つめあう2人…。


「嶺亜…本当に、天使そのものだね。見ているだけで、とても癒されるし。嶺亜の優しさに、どれだけ救われたか…」

 そっと、悠大は嶺亜の顎を取った。

「宇宙で一番、愛しているよ」


 そっと、唇が重なった…。


 キスが深くなり…

 パサッと…嶺亜が来ていたワンピースが脱がされて…。


 ワンピースの下には、とても可愛い花柄のキャミソール。


「今日も私の好きな柄だね」


 ひょいと嶺亜を抱きかかえ、ベットに運ぶと悠大も服を脱いだ…。



 
 お互いが産まれたままの姿になり、体を重ね合う…。


 伝わってくる体温が心地いい…



「…」


 悠大の唇が嶺亜の体に降りてきて、優しく大きな手が触れてくる…。


「…」

 
 触れてくれる全てが心地い…。

 
 今日は嶺亜も悠大の体を自然と求めている…。


「嶺亜…いいよ、もっと求めていいよ…。私の体は、嶺亜の物だから。好きなだけ、求めていいんだよ」


 ギュッと抱きしめて、体中にキスをしてくれる悠大。

「あっ…」


 お互いがまた1つになる。

 
 今日はまだ感度が違う…。

 この前の時より、もっと…もっと…悠大を感じられる…。



「嶺亜、愛しているよ…」

「…悠大さん…私も、愛しています…」


 目を目が合うと、微笑み合う2人。

 
 幸せ…そして愛している…。

 最高のエネルギーにつつまれていた…。