「嶺亜…」

 悠大が嶺亜の額に額をくっつけた。

「…お前、最高…。もう、離さないからな」

 額をくっつけて、悠大と嶺亜はそっと微笑み合った。




 
 ずっと遠回りしていた悠大と嶺亜。

 やっと今ここで、1つに繋がれた。


 心も体も繋がって、本当に夫婦になれた…そんな気がした。




 外は秋を過ぎて、もうすぐ冬の風が吹きそうなくらい冷え込んできた。

 太陽はキラキラと輝いていた。