服を脱いだ芹那は、紫色のスリップ姿で和也に歩み寄って行った。


「さぁ坊や。…今から、たっぷり楽しませてあげる…」


 後ろから抱き着いて、芹那は和也のジャケットを逃せた。


「いいわね、若いって。シャツの上からでも、若くてしっかり閉まった体つきが良く判るわ」

 
 ペロッと、和也の耳を舌で舐めてニヤッと笑う芹那。

 和也はちょっとだけビクッとした。


「かわいいのね、このくらいで反応しちゃうんだから」


 スーッと、和也のシャツのボタンを外して手を忍ばせる芹那。


「とってもいい感じ。肌もすべすべじゃない」


 グイと引っ張って、芹那は和也をベッドに押し倒した。

 上から覆いかぶさると、ニヤッと笑いを浮かべて、まるで獲物を得た野獣のような目をしている。


 和也のシャツのボタンを、1つ1つ外しながら芹那はにニヤニヤと笑っている。



 パサッとシャツがはだけて、和也の引き締まった体が目に入ると芹那の目の色が変わった。


「いいわねぇ、この引き締まった体…」


 スーッと指先で、和也の体をなぞりながら、芹那は舌先でペロと舐めた。


「っ…」

 今まで感じたことがない感覚に、和也はビクッとした表情を浮かべた。

「なぁに? 」


 顔を近づけて、芹那はニヤッと笑った。

「キスからがいいの? 」

 
 和也の両頬に手を添えて、色っぽ目で見つめる芹那。


 和也は特に表情を変える事なく芹那を見ている。


「なぁに? キス、したことない? 」

「ないよ。…母さんが、ほっぺにしてくれてくらいだよ」

「え? かわいいのねぇ。そんなの、子供の遊びじゃないの」

「うん。だって俺、子供だもん」

「子供? 」

「そっ、俺はまだ未成年だよ」

 
 え? と、驚く芹那。

 和也はじーっと芹那を見つめている。


「あのさ。あんた、3人も人殺しているだろう? 」


 ギクッと怯んだ表情を浮かべた芹那。

「な、何を言い出すの? 」


「あんたの後ろに、殺された人がいるんだよ。不幽霊になってね」

「はぁ? バカな事言わないでよ。そんな事、あるわけないでしょう? 」

「本当にいるよ」


 ガタッ!

 物音がして、芹那はビクっとして振り向いた。

 
 すると・・・