「空。泣きたいだけ泣いてもいいよ、俺がちゃんと受け止めるから。何も我慢しなくて、いいから」

「…ごめんなさい、嬉しくて…」

「俺も嬉しい。初めての時は、驚いてばかりだったけど。今日は、ちゃんと空の事感じられたよ」

「私も、先生の事いっぱい感じられました」


 ギュッと良二にしがみ付いてきた空。

 よしよしと、良二は頭を撫でた。


「ねぇ空。どうして、半年待ってなんで言ったんだ? 」


 尋ねられると、空は良二の胸の中で少しドキっとした顔をした。

 だが、すぐに笑みを浮かべた。

「すぐにフラれちゃう事が怖いから。半年続いたら大丈夫だって、思っているから」

「俺、空からは一生離れられないよ」

「え? 」

「だって、空にしか反応しないじゃないか俺。空がいなくなったら、俺はこの先ずっとできないままの生活送る事になるし」

「そう・・・なんだね・・・。私がいなくなったら、先生・・・誰ともエッチできなくなるんだ・・・」

「無理には言わないけど。俺はずっと、空から離れないよ」

「・・・うん・・・」

 
 そのまま、2人は眠りについた。