そっと唇が重なる・・・。


 お互いが求め合うキスの音が部屋に響き渡る・・・。

 求めあうキスから絡み合うキスに変わってゆく・・・。

 口の中がいっぱいに侵されてしまいそうで、もっと・・・もっと・・・愛してほしいと込みあがってくる。


 スルッとパジャマが脱がされて。

 お互いが産まれたままの姿になると、また愛しさが込みあがってくる。


 首筋に・・・鎖骨に・・・胸に・・・

 滑り落ちてくる唇が心地よい。

 マシュマロのような空の胸に、良二の唇が降りてくる。

 サクランボのような可愛い部分い触れると、空の体が多くの反応した。


「空…」

 名前を呼ばれると、空はうっすらと目を開けた。

「愛しているよ、空…」

「私も…愛しています…」

 潤んだ目で空が答えた。


 ギュッとしがみついて、お互いが1つになる。


 初めての時よりずっとお互いを感じ合える。

 とても暖かくて心地よい…体も心も満足できる。

 体も心も繋がってお互いが1つになって、総合されたような感覚になり。

 もう言葉はいらない…

 頭が真っ白になり、最高のエネルギーを感じる。

 この人に会いたかった…きっと、探していた人だ…

 良二も空もそう感じていた。


 
 しばらくして。

 空は小さく泣いていた。


 悲しい訳じゃないけど、何となく感動してしまった空。


 良二も何となく空の気持ちが伝わってきて涙ぐんでいた。


 似ている空を、良二はそっと抱きしめた。