「いいよ、俺も明日は休みだし。急患が入れば呼び出せれるけど」
「家に帰らなくて、いいんですか? 」
「家って言っても、俺が今住んでいるのは病院の寮だから。別に誰にも拘束されないよ」
空は良二を見つめてそっと微笑んだ。
「良かった」
そう言って微笑む空は、とても可愛くてたまらない。
「あっ・・・」
良二は体の反応を感じた。
「どうしたの? 先生」
「いや…ごめん、俺。もう反応してて…」
照れて赤くなる良二を見て、空はニコっと笑った。
「私も、ずっと待ってたの。先生と、もう一度シタくて…」
「空ちゃん…」
「先生、一緒に…お風呂入ります? 」
「え? 」
「別々がいいですか? 」
「いや…その…。一緒に入ったら、俺、きっと我慢できなくなるから…」
「もう、先生ったら」
結局お風呂は別々にはいる事になった。
だが、空を待っている間、良二はソワソワしていた。
空の父が使っているパジャマを借りた良二。
シンプルなブルー系のパジャマ。
ズボンの丈がちょっと短いが問題ない。
空の部屋は女性らしく可愛い部屋である。
カーテンもピンク色で、ベッドカバーもピンクと白。
枕は花柄。
フカフカのベッドで、なんだかお姫様が寝てるベッドのようだ。
良二が待っていると、空が戻ってきた。
お風呂上がりの空は、パジャマの上だけ着ていた。
パジャマの上の丈が長く、膝上10センチのあたりまであるが、空の綺麗な太ももを見ると良二は息を呑んだ。
「ごめんなさい、お待たせして」
良二の隣に座って空が言った。