好きだと言ってくれるのに…ヤキモチ妬いちゃう



授業が終わり

「俊くんさっきの授業中もまた寝てたでしょ、ノート写す?」

「あ、うん」

教室であかりと俊はノートを写していた

「目が覚めてないならコーヒーでも買ってくるよ、写してて」

あかりは教室を出ていく



恥ずかしくて顔がじっと見れない……どうしよう

俊くんのキス優しかった

彼女さん……いいな〜



「あかり」

同じグループの美咲が話かけてくる

「あたし、見ちゃった、俊くんとキスしたでしょ」

「あっ」

「昼、外に食べに出てて急いであたしも教室に行ってたの、で、見ちゃった、何で男子がいなかったの?」

「俊くんが寝てて起きなかったから先に行ったんだよ、でもあれは違うのよ」

「何が?」

「寝ぼけてて、彼女と間違えたの」

「またまたー」

「本当よ、私、これ持っていくから、じゃあね」

教室に戻ると俊は携帯を見ていた



まだ既読がつかねえか

ため息が出る



「どうしたの?昨日寝れなかったの?今日はおかしいよ、俊くん」

買ってきた缶コーヒーを渡す

「あっ、サンキュー」

財布を出そうとするが手を触られて止められる

「いいよ」

二人は教室を出てコーヒーを外で飲む



「まさか俊くんにキスされるとは思わなかったなー」

「ごめん、初めてだった?」


「……うん」


「わー、本当にごめん」

俊は頭を下げて謝る

「もういいよ、またサッカーを観に行ってくれたら、私もサッカーを観に行く友達がいないしさ」

「うん」

「来月あるよ、行く?」

「うん」

俊は携帯をベンチに置いたまま空き缶を捨てに立つ