次の日の朝

「塚本さん、あたしマネージャーをやってもいいよ」

「本当?嬉しい、俊に言ってくるね」

俊の席に向かった


栞は真希に話かける

「ねえ、あの二人って付き合ってるんだよね?」

「そうよ、幼なじみでラブラブみたいだよ」

「そうなんだ」

ラブラブねー、栞は少し顔を曇らせた



部活の時間、部員に集合をかけて栞が紹介された

栞は早速俊と話を始める


「前の学校ではね、練習の手伝いもしてたの

タイムを計ったりボール出しとかもしてたから手伝わせて

昨日の練習を見てたら一年の初心者とか何名かいるし、キャプテンが教えてたでしょ?

メニューを考えて自分達でも練習が出来るようにすればキャプテンもチーム練習が出来るでしょ?

どうかな?」



「それは助かるけど……淳基(じゅんき)来て」

副キャプテンの坂本淳基(さかもとじゅんき)が走ってくる

「何?」

「御崎が練習を手伝えるらしいから初心者のメニューを一緒に考えてやって」

栞は自分でバインダーを持っていてすぐ書ける体制になっていた


「琴菜~」

俊が今度は琴菜を呼ぶ

「はーい」

「御崎の入部届けの用紙を先生からもらってきて渡して書いてきてもらって」

「はい」