8時に琴菜がやってきた
「おはようございます」
「おはよう、唐揚げの下味を今つけたから、明日の夜に揚げてね」
「はーい」
俊の部屋に入る
「起きてー」
いつものようにカーテンを開ける
「んっ……琴菜か?」
「うん」
「おはようのキス」
琴菜が俊に寄っていくと頬と唇の端に口紅の跡がついていた
「俊のばかー、知らない!」
走って出ていく
「なんだぁー」
俊は起きてぼーっとする
リビングに起きていく
「琴菜ちゃん怒って出ていったわよ、あら?あー、怒って当然ね、鏡を見なさい」
洗面所にいく
「ゲッ、やばい泉姉ちゃんそういえば化粧落としてないって……口紅がついてるじゃん、もう〜琴菜が激オコじゃん」
頭を抱える
女子更衣室
「あれ、琴菜ちゃん、早いね」
下を向いていた琴菜が顔をあげる
涙でぐしゃぐしゃだった
「ど、どうしたの?」
と聞いたものの琴菜ちゃんが泣くなんてキャプテンのこと以外ありえないけど
「うっ、栞ちゃん、俊が浮気した〜」
「それはないでしょ、あたしの時みたいに女の子と仲良くしてたとかじゃないの?」
「違う」
「昨日デートをしたじゃない」
「その後だったんだよ、証拠があるもん」
「何?」
「朝起こしにいったら俊のほっぺたと口に口紅がついてたの」
「それは……」
何も言えない……
「えーと、キャプテンは琴菜ちゃんのこと大好きだからちゃんと説明してくれるよ、何か事情があったんだよ」
「だって、口紅なんて大人の人だし、子供っぽい私とは違うもん、また、逃げてきちゃった」



