「栞マネはどうして転校してきたの?聞いてもいいのかな」

「私はお母さんの再婚でね、新しいお父さんがね、家を買おうって

お父さんも一人暮らしでアパートだったし、私も団地だったから一軒家に憧れてね

高校卒業してからでもいいって言ってくれたんだけど早く住みたくって」

「高校は変わらないといけなかったの?」

「んー、琴菜ちゃんには前にも言ったけどあまり部活が楽しくなくなってきてたし、彼もいたけど会えてたしね、まあ結局ダメになったけどさー」

「栞マネ、彼氏がいたんだ」

「そう、でも浮気されて別れたー、今のほうが楽しいから転校してよかったよ~」



「ただいまー」

「お帰り、ポテチ買ってきた?」

「おう、もちろん、あっ、淳基は寝たか~」

またみんなで賑やかに話始めた



10時になった

「時間だな」

「片付けるか」

「明日学校だしな、宿題あったっけ?」

「プリントあったぞ」

「やべ、帰ったらしないと」

「じゃあなー」

次々に部員が帰っていく

「あたしも帰るよ」

「淳基が送っていくって言ってたから帰る時に起こしてって言われてる」

「そう、悪いね」

「淳基起きろ!みんな帰ったぞ」


みんなは帰る時は坂本くんを起こさないんだな(笑)

淳基は目を開ける