「あたしもごめんね……
あたしね、前の学校でキャプテンとマネージャーが付き合っててね、仲が良すぎて部員から結構不満が出てチームがあまりまとまってなかったの
すぐ琴菜ちゃんが付き合ってるのはわかったし、ここもそうかなと見学したとき思ったんだけど、一年も二年も仲が良くてびっくりしたのね
それにいつも琴菜ちゃんは笑ってるし……
あたし、鬼マネージャーとか言われてたからサッカーは好きだけど部活はあんまり……だったの
琴菜ちゃんが部活が楽しいって言ったから入ろうと思ったの」
栞が話す
「サッカーの事になると前しか見えなくてごめんね」
三人に謝る
「私こそ勝手に拗ねてごめんなさい」
「泣くのも可愛いけど、勝手に思い込むなよ」
俊は琴菜を抱きしめた
「栞マネ、帰ろうか、お邪魔みたいだから」
「そうね」
二人は公園から去っていく
「琴菜帰ろう……泊まれよ」
「今日は夜勤じゃないよね?」
「さっき連絡が入ってた、同僚の子供が熱が出て代わったって」
二人はマンションに戻ってくる
「部活の準備をして着替えも持ってくるね」
「早く来いよ」