二人は走って公園へ向かった


「淳基、悪い……琴菜?」

琴菜は黙っていた



「あたしが話すよ、ごめん……ちゃんと言わなかったから……」


栞は琴菜の手を引いてブランコの方に行く


「今日ね、先生のとこに行くって言ったでしょ?練習内容の変更の許可をもらいに行ったの……

それをキャプテンに伝えようと思って話があるって少し聞いてもらおうと思って時間をとってもらったのよ」

「……栞ちゃん」


「琴菜ちゃん、あたし、前の学校に彼氏がいるの、キャプテンの事を取ろうとか思ってないから……」



「ぐすっ、栞ちゃん……その情報は最初に欲しかったよ~、ごめんね」

栞に抱きついた

「あたしもごめん!サッカーの事になると夢中になるとこがあって」

栞も琴菜を抱きしめた



「どうやら大丈夫そうだな、だから気を付けてろって注意をしてたのに……」

「でも、琴菜もいつも通りだったし」


二人は男子の方に歩いてくる

「ごめんなさい、大袈裟になっちゃって」

琴菜が俊と淳基に謝る