二人は食べながら今日の試合の事を話す

「スコアブックを付けてくれるのはありがたいな」

「まあな、これ、スコアブック借りてきた」



二人が話していると俊の携帯が鳴る

‘帰ったよー’

「よし、琴菜は無事に帰った」

携帯をしまった



「優しいな、相変わらず」

「夜道は危ないからな、俺がマネージャーに誘ったし」


淳基は今日の一年生の話とそれを琴菜が聞いていたことを話した

「まあ、栞マネは熱心だし、本当にサッカーが好きっていうのはわからなくはないけど」

「それは俺もわかるよ」

「琴菜には出来ない分野だからそれぞれ合った仕事でバランスがいいと思うけどな、ケガの手当ても上手いし」

「確かにだけど……部員が二人を比べ始めてるってことが重要なわけで、俊と栞マネがお似合いなんて琴菜マネは聞いてさ、気分がいいものじゃないだろ?」

「俺は何も変わってないと思ってるけどなー、確かに栞マネと話す機会は増えてるのは認めるけど」