ベンチに座る
「栞ちゃんが入ってくれてよかった、サッカーに詳しそうだし」
「まあ、琴菜の負担が少しでも減るならいいけどな……ん、キス頂戴」
「あっ、うん……ちゅっ……んっ……」
暗くなった公園で濃厚なキスをするのも日課だ
「……明後日が夜勤」
「家には行くけど今週は無理だと思う……わかってね」
「えー、早くない?」
「仕方ないでしょ」
「ちぇっ」
「舌打ちしない!」
「みんなと仲良くできるかな?栞ちゃん」
「俺とイチャイチャしてる時に考えるなよ~」
「あっ、ごめん(笑)」
30分程二人は公園でイチャイチャしつつ、たわいもない世間話をして家に帰った
次の日の部活
「キャプテン、練習メニューを少し考えてきたのを見てくれる?」
「ああ、休憩の時に淳基と見るからその時に持ってきて」
「はい」
テントでみんなの練習を見てメモをしていく栞
「栞ちゃんあと15分で休憩に入るよー」
「うん」
「もう、みんなの名前覚えたの?」
「まだだけど一年の初心者だけ覚えたの、キャプテンが教えてるでしょ?少しでも負担が減るかなと思って」
「すごいね、そんな事まで考えれて」
「前の学校は選手の世話は一年生がしてたからね、人数も多かったし琴菜ちゃんがしてることはあまりしてなくて練習の手伝いをしてたのよ」
「学校によって違うんだねー」
タイマーが鳴って栞は笛を吹いた
「休憩でーす」
栞は俊と淳基のタオルを持って二人のところへ走っていく
栞ちゃんは頼もしいな、よし、私もしっかり自分の仕事をしよう
琴菜はみんなにドリンクを渡す