高校二年生、塚本琴菜(つかもとことな)
三日に一度の朝の行事を始めます


それは朝にめっぽう弱い河田俊(かわだしゅん)を起こすこと


同じマンションの隣に住む俊は小さい時から幼馴染みで、いつから付き合いだしたんだろうっていうのもわからないくらいごく自然に私の彼氏になっていた


マンションの下の公園で母親達が公園デビューをして遊んでる時から俊には

「琴菜好き!」

と言われ
チュッ、チュッと二人でキスをしまくっていたらしい

親情報なんだけど……



まあ俊に好きって言われて嫌ではないし、俊は優しい顔立ちで格好いいし、運動神経抜群、女の子からもモテていた

その為、時々女子に、睨まれたりもしたけど、俊は彼女がいるからって小学生の頃から告白も断ってくれていた


まあ……私も意外とヤキモチ妬きみたいで中学ではサッカー部のエースでキャプテンの頃はモテる俊にいつも怒っていた


また、告白されたの?
ちゃんと彼女がいるって言ってくれたよね?


私が怒るのをわかっているのに……
黙っていてくれてもいいのに……

告白をされたらご丁寧に報告をしてくれる……
というちょっと天然が入ってる彼氏です


中学の時は、私は帰宅部だったので部活終わりに告白はされていたらしく、高校はマネージャーになって一緒に帰ろうってことになった

自分でもモテる自覚はあるらしい


告白された話をして私が拗ねるのも、もしかしたら俊の中ではヤキモチを妬いてくれて嬉しいのかも……