「三月までだ。
それまでになんの成果もなければ新年度には廃止する」

「わかりました!」

これでいよいよあとがなくなった。
しかも、成果と言われてもフォロワー何人増加とか明確な指標すらない状態。
さらに残りは二ヶ月を切っている。
なにができる?
なにをしたらいい?
もうぐずぐずしている暇はない。
ただ、突っ走るしか!

お昼ごはんの写真を送るついでに、このままだとTwitter運用が今年度いっぱいで終わるかもしれないと滝島さんに報告する。

【お前は続けたいの?】

その問いかけはなんか意外だった。
滝島さんなら頑張って続けろとか言いそうだから。

「続けたいの、か」

運用は丸投げのくせに、あれはダメ、これはダメと禁止され、上司からは嫌みどころかたまに怒鳴られる。
こんな仕事、いつでもやめていいと思っていた。
でもいまは……もっと続けたい。