「えっ、あっ、はいっ!」
声をかけられ、慌てて本を閉じる。
そんなに時間がたった感覚がない。
それほど集中して読んでいたのかな。
ダイニングのテーブルの上にのせられていたのは、ハンバーグを中心にワカメのスープとサラダ、それにきんぴらゴボウだった。
「ダイエット中なのにハンバーグはありですか?」
「半分豆腐でカロリーオフ、それに……あとは食ってみ?」
なにか企んでいるようで、滝島さんはニヤニヤ愉しそうに笑っていてちょっと気持ち悪い。
「じゃあ……。
いただきます」
お箸を取り、ハンバーグを一口。
半分豆腐というわりにそれほど淡泊な感じはしないし……それに。
コリコリとなにか入っている。
「これ、なにが入ってるんですか?」
「刻んだレンコン。
それで咀嚼回数が増えるから、満腹中枢が刺激されて腹一杯になる」
声をかけられ、慌てて本を閉じる。
そんなに時間がたった感覚がない。
それほど集中して読んでいたのかな。
ダイニングのテーブルの上にのせられていたのは、ハンバーグを中心にワカメのスープとサラダ、それにきんぴらゴボウだった。
「ダイエット中なのにハンバーグはありですか?」
「半分豆腐でカロリーオフ、それに……あとは食ってみ?」
なにか企んでいるようで、滝島さんはニヤニヤ愉しそうに笑っていてちょっと気持ち悪い。
「じゃあ……。
いただきます」
お箸を取り、ハンバーグを一口。
半分豆腐というわりにそれほど淡泊な感じはしないし……それに。
コリコリとなにか入っている。
「これ、なにが入ってるんですか?」
「刻んだレンコン。
それで咀嚼回数が増えるから、満腹中枢が刺激されて腹一杯になる」