「……ありがとうございます」
「でも!
次はないからな!」
脅すように大石課長が机を叩き、卓上カレンダーが跳ねる。
「……わかりました」
返された書類を受け取り、席に戻る。
……次はないって?
いまから次を作るための企画書を作るんですが?
きっと彼はこの一件で私がおとなしくなると思っているんだろうけど、そうはいくものか。
一昨日、滝島さんから言われたのだ。
「会社の運用方針が決まってないってことは、お前の自由にできるってことだ」
「……は?」
確かにそう言われればそうなんですが……。
「でもいままで、いろいろ提案してもダメだったんですよ?」
「それは会社が納得できるだけの材料が揃ってなかったからだ」
「でも!
次はないからな!」
脅すように大石課長が机を叩き、卓上カレンダーが跳ねる。
「……わかりました」
返された書類を受け取り、席に戻る。
……次はないって?
いまから次を作るための企画書を作るんですが?
きっと彼はこの一件で私がおとなしくなると思っているんだろうけど、そうはいくものか。
一昨日、滝島さんから言われたのだ。
「会社の運用方針が決まってないってことは、お前の自由にできるってことだ」
「……は?」
確かにそう言われればそうなんですが……。
「でもいままで、いろいろ提案してもダメだったんですよ?」
「それは会社が納得できるだけの材料が揃ってなかったからだ」