「いただきます」

食べながら、明日はスーパーが開いている時間に帰りたいなーなんてぼーっと考える。
英人と別れてからろくに食べていないから、もちろん冷蔵庫にはろくなものが入っていない。

お風呂から上がって携帯を見たら、滝島さんから返信が来ていた。

【ギリギリ合格】

【てか帰り、遅くね?】

【そういや報告書、どうなった?】

ギリギリは……だよねー。
うん、やっぱり明日は、スーパーに寄りたい。
遅くない?
とか、どうなった?
っていうのはもしかして、心配してくれている?

【報告書ができあがるまで帰れないので残業です】

【私としては最善を尽くして提出してきました。
無事に通るように祈ってください】

ドライヤーで髪を乾かしている間にチロリロリン、と携帯がメッセージの到着を告げる。
終わって見てみたら、滝島さんから届いていた。