うん、はっきり私がそう言えたらいいんだけど、いまの私には意見を出す勇気がなくてできない。
「おわっ、たー」
時計はいつの間にか八時を過ぎていた。
まだ残っていた下畑さんに声をかけて帰る。
今日の晩ごはんはコンビニでサラダを買って済ませよう。
「おっせーぞ」
私が出てきたことに気づき、男が壁に寄りかかって見ていた携帯から顔を上げる。
そのままつかつかと勢いよくその長い足を動かし、あっという間に距離を詰めてきた。
「……ハイ?」
なんで、あなたがここに?
他の方たちと飲んでいるはずでは?
あたまの中がクエスチョンマークで埋め尽くされていく。
そんな私にかまわず男――ミツミさんは私の腕を掴んだ。
「冷えたし腹減ってんだ。
待たせるな」
なんだか自分勝手なことを言いながら、私の腕を掴んだまま強引に歩いていく。
状況が掴めないまま彼に連れられて歩いた。
「おわっ、たー」
時計はいつの間にか八時を過ぎていた。
まだ残っていた下畑さんに声をかけて帰る。
今日の晩ごはんはコンビニでサラダを買って済ませよう。
「おっせーぞ」
私が出てきたことに気づき、男が壁に寄りかかって見ていた携帯から顔を上げる。
そのままつかつかと勢いよくその長い足を動かし、あっという間に距離を詰めてきた。
「……ハイ?」
なんで、あなたがここに?
他の方たちと飲んでいるはずでは?
あたまの中がクエスチョンマークで埋め尽くされていく。
そんな私にかまわず男――ミツミさんは私の腕を掴んだ。
「冷えたし腹減ってんだ。
待たせるな」
なんだか自分勝手なことを言いながら、私の腕を掴んだまま強引に歩いていく。
状況が掴めないまま彼に連れられて歩いた。