ミツミさんにズバリ、当てられた。
この人には三阪屋さんくらいの気遣いはないのか!?

「……ど、どうせデブだって思ってるんですよね」

彼の、私を散々、デブ、デブと罵った声がよみがえってきて、固く唇を噛んだ。

「別に?
その身長の理想体重からしたらちーっと重いんだろうけど、正常の範囲内だし。
三阪屋さんみたいにデブじゃねーよ」

「うっ」

三阪屋さんが胸を押さえてよろよろと地面に倒れ、ちょっと気の毒だ。

「そうよー、カイザージムちゃんはデブなんかじゃないわー。
健康的にふっくらで可愛いもの」

ぷにぷにと私の頬をつつく、サガさんの指がくすぐったい。

「それにきっと、今日の運動で増えた二キロくらい減りますしね!」

SMOOTHさんがさらに元気づけてくれて、ここ何日かささくれ立っていた心が少し、癒やされた。