「そっか。
ホワイトデーか……」
滝島さんは三倍返しするから期待していていいと言っていた。
けれどこれでは無駄になりそうだ。
「そうだ……」
思いついたことがあって、携帯を手に部署を抜け出す。
できるだけ人目に付かないところ、と求めてやってきたのは非常階段だった。
「ちょっと寒いけど、仕方ない……」
壁に寄りかかり、Twitterアプリを立ち上げてポチポチとキーを打っていく。
【ある人からホワイトデーは三倍返しだから期待していい、と言われましたが、それはどうも無理そうです。
その人からは現在、無視されているような状態なので】
【明日がホワイトデーだからじゃないですが、その人の話をします。
こんなことをTwitterで、しかも会社のアカウントを使ってやることじゃないのもわかっています。
お叱りも受けます。
でもいまの私にはこの手段しかないから】
ホワイトデーか……」
滝島さんは三倍返しするから期待していていいと言っていた。
けれどこれでは無駄になりそうだ。
「そうだ……」
思いついたことがあって、携帯を手に部署を抜け出す。
できるだけ人目に付かないところ、と求めてやってきたのは非常階段だった。
「ちょっと寒いけど、仕方ない……」
壁に寄りかかり、Twitterアプリを立ち上げてポチポチとキーを打っていく。
【ある人からホワイトデーは三倍返しだから期待していい、と言われましたが、それはどうも無理そうです。
その人からは現在、無視されているような状態なので】
【明日がホワイトデーだからじゃないですが、その人の話をします。
こんなことをTwitterで、しかも会社のアカウントを使ってやることじゃないのもわかっています。
お叱りも受けます。
でもいまの私にはこの手段しかないから】