なんで。
どうして。
滝島さんはいつも一方的だ。
あんなに私にかまったかと思ったら、こんなに簡単に突き放す。
「きょ、今日は茉理乃ちゃんがこれからも中の人を続けられるお祝いなんだし。
とりあえず、乾杯しましょ?」
私があまりにも暗い顔をしていたからか、路さんが焦ってフォローしてくれた。
私のために集まってくれたのに、主賓の私が浮かない顔とかよくない。
「そうですね。
今日は私のためにわざわざ、ありがとうございます」
無理にでも笑顔を作る。
いまは飲んで食べて騒いで忘れよう。
乾杯を済ませ、当たり障りのない会話をする。
「小泉さん、この間はどら焼き、ありがとうございました。
上司なんて美味しいってふたつも食べちゃったんですよ」
「うん、こっちこそ、食レポありがとう。
それでさ。
……滝島さんと、なんかあったの?」
小泉さんの言葉で、その場の全員の動きが止まった。
どうして。
滝島さんはいつも一方的だ。
あんなに私にかまったかと思ったら、こんなに簡単に突き放す。
「きょ、今日は茉理乃ちゃんがこれからも中の人を続けられるお祝いなんだし。
とりあえず、乾杯しましょ?」
私があまりにも暗い顔をしていたからか、路さんが焦ってフォローしてくれた。
私のために集まってくれたのに、主賓の私が浮かない顔とかよくない。
「そうですね。
今日は私のためにわざわざ、ありがとうございます」
無理にでも笑顔を作る。
いまは飲んで食べて騒いで忘れよう。
乾杯を済ませ、当たり障りのない会話をする。
「小泉さん、この間はどら焼き、ありがとうございました。
上司なんて美味しいってふたつも食べちゃったんですよ」
「うん、こっちこそ、食レポありがとう。
それでさ。
……滝島さんと、なんかあったの?」
小泉さんの言葉で、その場の全員の動きが止まった。