【絶対に大丈夫に決まっているから、自信持っていい】

その自信はどこから?
なんて思うのはいつものこと。
でも、それに救われちゃうんだよな。

【はい、そうですね】

【いい知らせを待っていてください】

【期待して待ってる】

おやすみなんかのスタンプを送って会話は終了。
私のために尽くしてくれた滝島さんのためにも、いい結果になるといいな。



「伊深、ちょっと」

次の日の夕方、大石課長から呼ばれた。
しかもわざわざ、課内の小会議室へ私を連れていってふたりっきりになる。

「昨日の結果だが」

大石課長の次の言葉を待っている間に、軽く握った手のひらは汗でびっしょりになっていた。