滝島さんを真似て、自信たっぷりに笑う。
この運用方法はどう頑張ったって、それ以上の結論が出ない。
私だってこんな質問を想定していなかったわけじゃない。
でも、どうしてもダメだった。
ならば、これしかないわけで。

「ヒューッ」

滝島さんが軽く、口笛を吹く。
これは正解?
それとも……。

「俺が上層部なら伊深に賭けるな。
ま、俺が、なら」

腕を組んでうんうんと滝島さんが頷く。
これって滝島さん的には合格ってこと?

「そうねぇ、私も茉理乃ちゃんに賭けてもいいわ」

「僕も!
僕も伊深さんに賭けていいです!」

路さんに続いてはいはーい、と小泉さんが手を上げた。
おおっ、これって路さんも小泉さんも合格ってことでいいのかな。