「うっ」

しれっと言い放って滝島さんはビールを飲んでいるが……プレッシャーですよ!

「……このままの内容でいいんですかね」

「まあ、日曜最終確認するけど、問題ねーだろ。
俺が指導したんだし」

「なんですか、その自信」

滝島さんは妙に自信満々だ。
俺様のここまでくると返って清々しい。
それにおかげで、落ち着けた。

「そうですよね、滝島さんの……」

――チロリ、チロリ、チロリ、チロリ……。

話を遮るように携帯が鳴りだす。
断って見た携帯の画面には英人からの電話だと表示されていた。

「ちょっと出てきます」

「ああ」

さらに断って席を外す。