「だいたい、大石課長は冗談とそうでないものの区別もつかないんですか?
彼らだってこれでもらえるだなんて本気で思っていないですよ。
彼らとしてはそれくらい欲しいもの、として宣伝に協力してくださっているだけで」

「あ、ああ……」

「だからこその私の返信が、【代金引換でお送りしますね♡】なわけで」

「も、もういい……」

大石課長はもう止めてほしそうだが、いったん動きだした私の口はノンストップだ。

「そもそもですね……」

永遠、滝島さんの課題で得た知識を吐き出し続けた。
大石課長は珍しく、なにも言わずに黙って聞いている。
それがさらに私の口を滑らかにした。

「確かにTwitterという限られた世界のことではありますが、テレビや新聞を観ない人たちには確実な効果があります。
ですので……」

「もうわかった!」