続けて、計画どおりにいくつかツイートした。
リプにも欲しいだとかいうのがちょいちょい付いている。
どこで買えるのか、とのリプを見てちょっと手が止まった。

「どこ……?」

普通はこんなもの、どこで売っているかなんて気にしない。
さらに手に取ってもらうためにはそういうアナウンスも必要だ。

大急ぎで取扱店舗を調べ、ツイート申請書を作る。

「大至急でお願いします!」

「あ、ああ……」

気圧され気味に受け取り、大石課長はちょっとだけ目を通してすぐに判を押した。
もっとも、取扱店舗のアナウンスだけだから、問題なんてないだろうけど。

さっきの、商品紹介ツイートに代表的な取扱店舗の案内をぶら下げる。
自社通販サイトも忘れずに。

「これでうちを知ってくれる人が増えたらいいなー」

まあ、あまり期待はできないけど。
でもそういうものだっていうのはわかっている。
仮にバズったとしても、Twitterという狭い世界だけのこと。