「いつもそれくらい、真面目に仕事してくれたらいいんだがな」

まるでいつもの私がまともに仕事をしていないような、大石課長の発言は聞き流す。

「あ、ちゃんと今日中に報告しろよ。
遊びに行くんだからその分、戻って仕事しないとな」

ニシニシいやらしい笑いを漏らして去っていく彼に、心の中であっかんべーをしてやった。
遊び、遊びって、ちゃんと会社から仕事として認められていくのに、なんであんなに嫌みを言われないといけないのだろう。

あらかた終えて、今日最後かもしれないツイートをする。

【いまから『ミツミ』さんに行ってきます。
お正月太り、少しは改善するといいな】

ツイートが終わったらパソコンを落とし、靴をスニーカーに替えて出た。
終わるのは夕方だから本来なら直帰なんだけど、上司があれだから仕方ない。

途中のコンビニでプロテインバーを買ってコーヒーで流し込む。
いまさら、無駄な抵抗な気がしないでもないが。

電車の中で確認したら、ミツミさんからリプが付いていた。