「あ、ちなみに俺は〝青狼〟だ」
「……!」
戸辺さんが告げた名前は、私が推している絵師さんだった。
「えっ、どういうことですか!?」
「いつもふぁぼりつ、さらにはリプまでありがとうございます」
妙に芝居がかったお辞儀を戸辺さんがする。
上げた絵は瞬く間に何千、時には何万いいねとRTが付く神絵師が、戸辺さんだなんて信じられない。
「う、嘘ですよね!?」
「はぁー?
お前だって俺の書いた〝まうすくん〟、好きなイラストレーターの絵柄に似てるとか言ってただろうか」
「それはそうですけど……」
前に自社から出しているマウスシリーズにキャラクターをつけようってなった際、戸辺さんがささっと描いた絵が採用された。
タッチは違ったけど、それは青狼さんに似ていて、同じような絵を描く人もいるんだなー、って思っていたんだけど。
「ファンだからわかってくれたのかと思ってたのになー」
「うっ」
「……!」
戸辺さんが告げた名前は、私が推している絵師さんだった。
「えっ、どういうことですか!?」
「いつもふぁぼりつ、さらにはリプまでありがとうございます」
妙に芝居がかったお辞儀を戸辺さんがする。
上げた絵は瞬く間に何千、時には何万いいねとRTが付く神絵師が、戸辺さんだなんて信じられない。
「う、嘘ですよね!?」
「はぁー?
お前だって俺の書いた〝まうすくん〟、好きなイラストレーターの絵柄に似てるとか言ってただろうか」
「それはそうですけど……」
前に自社から出しているマウスシリーズにキャラクターをつけようってなった際、戸辺さんがささっと描いた絵が採用された。
タッチは違ったけど、それは青狼さんに似ていて、同じような絵を描く人もいるんだなー、って思っていたんだけど。
「ファンだからわかってくれたのかと思ってたのになー」
「うっ」