「就職決まったらどこでもいいって感じです。今日の話もなんかよくわからなかったっていうか」
「将来やりたいことはないの?」
「特に・・・」
「そんなんじゃ桔梗ちゃんに怒られるわよ。なんのために高校行っているだって。姉さんにも張り飛ばされるわよ」
「ですよね・・・」
今日何度か引っ掛かる二人の会話。
さっきの『杏子さん』と言い、『桔梗ちゃん』と、すでに知らない名前が二人も出てきた。
あと城崎さんが言う『姉さん』ってどんな人なんだろう。
でもそれについて聞くのは少し変だと思ったから、私は知らない顔を浮かべた。
生まれて初めて飲むアイスレモンティーの味を一人で楽しむ。
とても美味しい。
同時に樹々のことについて少し考えてみる。
「将来やりたいことはないの?」
「特に・・・」
「そんなんじゃ桔梗ちゃんに怒られるわよ。なんのために高校行っているだって。姉さんにも張り飛ばされるわよ」
「ですよね・・・」
今日何度か引っ掛かる二人の会話。
さっきの『杏子さん』と言い、『桔梗ちゃん』と、すでに知らない名前が二人も出てきた。
あと城崎さんが言う『姉さん』ってどんな人なんだろう。
でもそれについて聞くのは少し変だと思ったから、私は知らない顔を浮かべた。
生まれて初めて飲むアイスレモンティーの味を一人で楽しむ。
とても美味しい。
同時に樹々のことについて少し考えてみる。