「だから、あたしと一緒に頑張ろうよ!頼りないあたしでも、あたしは茜から側に離れない。何が何でも茜を守って見せるから!それに、もう茜の辛い顔は見たくないし。だから、ここを乗り気ってみんなでまた笑おうよ!そうだ!みんなでまたパーティーをしようよ。シロさんにお願いしてさ。今度はお母さんも一緒に呼んでさ!」
その優しい言葉を聞いて、今度は泣きそうになった。
改めて『私はいつも誰かに支えられているんだ』と思ったら涙が溢れそうだけど、それは死ぬ気で堪えた。
「泣くのは禁止!泣くときは全て終わってからだよ」
「分かっているって。私は泣き虫だけど、今は樹々がいてくれるから泣き虫じゃないし。・・・・ってなに?」
再び右手に温もりを感じた。
何だろうと思って確認したら、樹々の小さな手が私の右手を掴んでいた。
「私を産んでくれたお母さんが教えてくれたんだ。泣きそうな時は『こうやって誰かの手を握りなさい』って。そしたらその人の温もりで『また頑張ろう』って思えるからって。あたしはこうやってお兄ちゃんと辛いことを乗り越えてきた。だから茜も出来るよ、絶対に!それに茜は強いもん!」
泣きそうな時にそんな優しい言葉をかけられたら、また泣いてしまいそうっていうか。
本当に頼りになる存在だ。
樹々にしても紗季にしても、私のお姉ちゃんみたい。
「うん。ありがと樹々。あと・・・・」
でも、そんな中でやっぱり気になることが一つだけある。
樹々が怒る理由と共に、どうしても知りたいことが一つある。
「やっぱり樹々、同性の方が好きなんじゃないの?」
私の言葉の直後、再び樹々の表情はリンゴのように赤く染まった。
「そんなことない!紗季じゃないんだから」
「は?」
どうしてここでも紗季の名前が出てくるのか疑問に思ったけど、考える時間は私には与えてくれなかった。
その優しい言葉を聞いて、今度は泣きそうになった。
改めて『私はいつも誰かに支えられているんだ』と思ったら涙が溢れそうだけど、それは死ぬ気で堪えた。
「泣くのは禁止!泣くときは全て終わってからだよ」
「分かっているって。私は泣き虫だけど、今は樹々がいてくれるから泣き虫じゃないし。・・・・ってなに?」
再び右手に温もりを感じた。
何だろうと思って確認したら、樹々の小さな手が私の右手を掴んでいた。
「私を産んでくれたお母さんが教えてくれたんだ。泣きそうな時は『こうやって誰かの手を握りなさい』って。そしたらその人の温もりで『また頑張ろう』って思えるからって。あたしはこうやってお兄ちゃんと辛いことを乗り越えてきた。だから茜も出来るよ、絶対に!それに茜は強いもん!」
泣きそうな時にそんな優しい言葉をかけられたら、また泣いてしまいそうっていうか。
本当に頼りになる存在だ。
樹々にしても紗季にしても、私のお姉ちゃんみたい。
「うん。ありがと樹々。あと・・・・」
でも、そんな中でやっぱり気になることが一つだけある。
樹々が怒る理由と共に、どうしても知りたいことが一つある。
「やっぱり樹々、同性の方が好きなんじゃないの?」
私の言葉の直後、再び樹々の表情はリンゴのように赤く染まった。
「そんなことない!紗季じゃないんだから」
「は?」
どうしてここでも紗季の名前が出てくるのか疑問に思ったけど、考える時間は私には与えてくれなかった。