「あーもうむかつく!アーロンめ!本当に瑠璃みたいで生意気な女。許さない、絶対に僕が捕まえてやる!」

「瑠璃?」

「絶対に許さない!瑠璃だけは、絶対に許さない!」

あたしの声が届いていないように、小緑はクラスメイトの名前を何度も叫んだ。
怖い顔で特別な想いがあるように叫び続ける。

一方あたしはその女の子の名前に、一週間前の出来事が脳裏に蘇った・・・・・。