いつもの家を出る時間より一時間も早い夏の早朝。
今週末には夏休みを迎えて、成績も帰ってくる。
本来楽しみで嬉しい夏休みなのだろうが、進路の決まってない私には不安しかない。
面接練習や履歴書の作成など、忙しくなりそうだ。進学にしても勉強は必須だし。
都会と呼ぶには程遠い私の住む田舎町は交通機関もさっぱりで、車ひとつ走っていない。
早朝の通学路を振り返っても誰もおらず、私しかいない。
それはまるで、私がこの街を独り占めしているような気分だった。
何だか少しだけ変な気分。
人以外で生き物がいると言えば、野良猫くらいだ。
飲食店が出した生ゴミを漁ろうと必死になっているが、頑丈なゴミ箱の蓋が開かずに苦戦。
ちょっとかわいいなって思った。
それに猫と言えば、近くで猫の鳴き声が聞こえる。
まるで叫んでるようなどこか悲壮的になる猫の鳴き声。
何かあったのだろうか?
まだ時間があると携帯電話で時間を確認した私は、その声が聞こえる空き地に向かう。
『猫の朝食バトルでもやっているんだろうか?』と、そんな呑気な考えで向かった先は、恐ろしく悲しい現実だった。
思わず目をそらしてしまう現実・・・・・。
今週末には夏休みを迎えて、成績も帰ってくる。
本来楽しみで嬉しい夏休みなのだろうが、進路の決まってない私には不安しかない。
面接練習や履歴書の作成など、忙しくなりそうだ。進学にしても勉強は必須だし。
都会と呼ぶには程遠い私の住む田舎町は交通機関もさっぱりで、車ひとつ走っていない。
早朝の通学路を振り返っても誰もおらず、私しかいない。
それはまるで、私がこの街を独り占めしているような気分だった。
何だか少しだけ変な気分。
人以外で生き物がいると言えば、野良猫くらいだ。
飲食店が出した生ゴミを漁ろうと必死になっているが、頑丈なゴミ箱の蓋が開かずに苦戦。
ちょっとかわいいなって思った。
それに猫と言えば、近くで猫の鳴き声が聞こえる。
まるで叫んでるようなどこか悲壮的になる猫の鳴き声。
何かあったのだろうか?
まだ時間があると携帯電話で時間を確認した私は、その声が聞こえる空き地に向かう。
『猫の朝食バトルでもやっているんだろうか?』と、そんな呑気な考えで向かった先は、恐ろしく悲しい現実だった。
思わず目をそらしてしまう現実・・・・・。