昨日のカフェ会から一夜明けた翌朝。
目が覚めた私は、いつものように学校に向かう支度をする。そしていつもより早く家に出る。

早く家を出る理由は、いつも一緒に登校している友達の松川樹々と会いたくないため。それと今日は一人で学校に向かいたい気分だから。

樹々の顔が今は怖い・・・・。

昨晩の記憶は実はある。

カフェ会を飛び出したどり着いた先は近くの公園。
一人でベンチに座りながら私は頭を抱えていた。

同時に少し昔の出来事を振り返っていた。
そして少し落ち着いた私は、一人で歩いて帰った。

一方で私を心配してくれた樹々はすぐに私を探してくれたらしい。

『らしい』というのは、樹々と会ってないからだ。
私の携帯電話に着信が何件も来ていたが、私は全て無視していた。

落ち着いた今思えば『樹々に申し訳ない』と思ったりもする。

ただどうも樹々と会う勇気がない。
顔をあわせるのが本当に怖い。

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考えすぎなのは分かっている。
樹々と会って説教聞いて謝る。

それだけなのに拒む私がいる。
今は本当に誰にも会いたくない。