飼育委員の仕事も変わった。
ウサギが死んだため、学校の池で飼っている鯉に餌を与えるという内容に変わった。
現状校内にいる動物はこの鯉くらい。
でも飼育委員のメンバーだけは変わらない。
ある日の放課後、私は校庭の隅にある池で飼っている鯉に餌を与えていた。
同時に池に落ちないように片手で体を支える。
「なあ茜。夏休みのプール楽しかったよな。また泳ぎたくないか?」
そんな中、同じ当番の葵にその言葉と共に背中を押された。
彼の力強い押しに私は勢いよく池に落とされた。
「葵、やりすぎだって!」
そして葵の隣には何故だか当番じゃない愛藍の姿もあった。
無様な私の姿を見て、二人の大きな笑い声は周囲によく響いている。
そんな中、彼らの声に反応したのか私の大嫌いな先生が池に向かってくる。
葵と愛藍も先生の姿に気が付いたのか、愛藍は声を上げる。
「って黒沼が来た!葵、逃げるぞ!」
そう言って二人はこの場から逃げ出した。
黒沼と反対方向に逃げて、何度も未だに池の中にいる私を振り返りながら笑っている。
一方の私は池から上がろうとした時、大嫌いな黒沼と目があった。
案の定、黒沼は怒りを爆発させる。
「おいこら桑原!何やってるんだ!コラァ!」
またしても私は黒沼に酷く怒られた。
服は全て濡れたまま、職員室へ連れてかれた。
もちろん着替えなんてさせてもらえない。
冬に近づくこの季節、私は唇の青紫色に染まっているのに、職員室にいる教員達は誰も気づかない。
職員室では黒沼にも怒られたが、更に飼育委員の担当教員にも怒られた。
挙げ句のに飼育委員から外され、『二度と学校で飼っている生き物に触れるな』と、散々な事を言われた。
・・・・・・。
と言うか、真面目に飼育委員の仕事していただけなのに、どうしてこうなってしまうんだろう。
どうしてみんな私の敵なんだろう・・・・。
ウサギが死んだため、学校の池で飼っている鯉に餌を与えるという内容に変わった。
現状校内にいる動物はこの鯉くらい。
でも飼育委員のメンバーだけは変わらない。
ある日の放課後、私は校庭の隅にある池で飼っている鯉に餌を与えていた。
同時に池に落ちないように片手で体を支える。
「なあ茜。夏休みのプール楽しかったよな。また泳ぎたくないか?」
そんな中、同じ当番の葵にその言葉と共に背中を押された。
彼の力強い押しに私は勢いよく池に落とされた。
「葵、やりすぎだって!」
そして葵の隣には何故だか当番じゃない愛藍の姿もあった。
無様な私の姿を見て、二人の大きな笑い声は周囲によく響いている。
そんな中、彼らの声に反応したのか私の大嫌いな先生が池に向かってくる。
葵と愛藍も先生の姿に気が付いたのか、愛藍は声を上げる。
「って黒沼が来た!葵、逃げるぞ!」
そう言って二人はこの場から逃げ出した。
黒沼と反対方向に逃げて、何度も未だに池の中にいる私を振り返りながら笑っている。
一方の私は池から上がろうとした時、大嫌いな黒沼と目があった。
案の定、黒沼は怒りを爆発させる。
「おいこら桑原!何やってるんだ!コラァ!」
またしても私は黒沼に酷く怒られた。
服は全て濡れたまま、職員室へ連れてかれた。
もちろん着替えなんてさせてもらえない。
冬に近づくこの季節、私は唇の青紫色に染まっているのに、職員室にいる教員達は誰も気づかない。
職員室では黒沼にも怒られたが、更に飼育委員の担当教員にも怒られた。
挙げ句のに飼育委員から外され、『二度と学校で飼っている生き物に触れるな』と、散々な事を言われた。
・・・・・・。
と言うか、真面目に飼育委員の仕事していただけなのに、どうしてこうなってしまうんだろう。
どうしてみんな私の敵なんだろう・・・・。