だけど、本当にバカなのはあたしだ。
辛い時に『助けて』って言えば、全て解決するのに。無理に意地を張るから、みんなを巻き込んじゃうし。
友達だったら遠慮することはないはずなのに。
・・・・・。
って言うけど、本当にその言葉理解出来る時って、『後悔してから』なんだよね。
『あの時、助けてもらえば良かった』って後悔する時に、ようやく『助けて』の意味が理解出来るんだよね。
辛いときに『助けて』って言えたら言えたらいいけど、辛過ぎで、『自分が辛い』ってことすら忘れてしまうし。
変な意地張って回りに迷惑かけて、助けられて、初めて『自分が辛い』って感じるし。
でも今は違う。
大好きな仲間に支えられて、あたしがいても許される場所を見つけた。
あたしの本当の顔を知っても、みんなは嫌な顔一つしない。
みんなあたしに優しく微笑んでくれる。
それだけで今のあたしは幸せだ。
みんなにしっかり『ありがとう』と伝えたい。
そして後悔しないように、仲間を信じたい。
あたしは笑顔を見せて続ける。
初めて見せる、松川樹々らしい笑顔を茜に見せる。
「よし、あたし決めた!これからみんな、困ったことがあればすぐに話し合おうよ!もちろん紗季や橙磨さんも。もう隠し子とするのは禁止!それが『親友』でしょ?」
『親友』それは正直言ってよくわからない日本語だ。
友達と親友の違いなんてよくわからないし。
親友と呼べるようになる基準なんて分からないし。
だけど今のあたしと茜なら『親友』と呼べる関係だとあたしは思う。
もちろん紗季や橙磨さんも。
もうみんなに嘘を付きたくないし。
『お互い信じ合えたらもう親友と言っても良いんじゃないか?』って思うし。
「だから茜、これからもあたしと仲良くしてくれる?」
あたしも茜と同じでめんどくさい事は好きじゃない。
今はただ、茜の本音を聞けたらいい。。
「うん!もちろん!」
その茜の言葉だけで、あたしはお腹いっぱいだ。
それ以上は何も望まない。
「そう、よかった」
あたしは小さくそう答えると、今度は涙が出そうだった。
なんとか必死に涙を堪えたけど、今の嬉しそうな茜を見ているとうっかり涙を溢してしまいそうだった。
茜もちょっと変わったよね。
あたしの前でもあんまり笑顔を見せなかったし。
「んじゃシロさんのカフェに行こうよ!みんなでさ!」
そう言ってあたしはみんなに笑顔を見せると茜の手を握った。
『早く行こ』って、慌てて教室を出た。
大切なあたしの親友の手を、この手だけは絶対に離すものかと誓いながら・・・・・・。
辛い時に『助けて』って言えば、全て解決するのに。無理に意地を張るから、みんなを巻き込んじゃうし。
友達だったら遠慮することはないはずなのに。
・・・・・。
って言うけど、本当にその言葉理解出来る時って、『後悔してから』なんだよね。
『あの時、助けてもらえば良かった』って後悔する時に、ようやく『助けて』の意味が理解出来るんだよね。
辛いときに『助けて』って言えたら言えたらいいけど、辛過ぎで、『自分が辛い』ってことすら忘れてしまうし。
変な意地張って回りに迷惑かけて、助けられて、初めて『自分が辛い』って感じるし。
でも今は違う。
大好きな仲間に支えられて、あたしがいても許される場所を見つけた。
あたしの本当の顔を知っても、みんなは嫌な顔一つしない。
みんなあたしに優しく微笑んでくれる。
それだけで今のあたしは幸せだ。
みんなにしっかり『ありがとう』と伝えたい。
そして後悔しないように、仲間を信じたい。
あたしは笑顔を見せて続ける。
初めて見せる、松川樹々らしい笑顔を茜に見せる。
「よし、あたし決めた!これからみんな、困ったことがあればすぐに話し合おうよ!もちろん紗季や橙磨さんも。もう隠し子とするのは禁止!それが『親友』でしょ?」
『親友』それは正直言ってよくわからない日本語だ。
友達と親友の違いなんてよくわからないし。
親友と呼べるようになる基準なんて分からないし。
だけど今のあたしと茜なら『親友』と呼べる関係だとあたしは思う。
もちろん紗季や橙磨さんも。
もうみんなに嘘を付きたくないし。
『お互い信じ合えたらもう親友と言っても良いんじゃないか?』って思うし。
「だから茜、これからもあたしと仲良くしてくれる?」
あたしも茜と同じでめんどくさい事は好きじゃない。
今はただ、茜の本音を聞けたらいい。。
「うん!もちろん!」
その茜の言葉だけで、あたしはお腹いっぱいだ。
それ以上は何も望まない。
「そう、よかった」
あたしは小さくそう答えると、今度は涙が出そうだった。
なんとか必死に涙を堪えたけど、今の嬉しそうな茜を見ているとうっかり涙を溢してしまいそうだった。
茜もちょっと変わったよね。
あたしの前でもあんまり笑顔を見せなかったし。
「んじゃシロさんのカフェに行こうよ!みんなでさ!」
そう言ってあたしはみんなに笑顔を見せると茜の手を握った。
『早く行こ』って、慌てて教室を出た。
大切なあたしの親友の手を、この手だけは絶対に離すものかと誓いながら・・・・・・。