午後七時。
私は家に帰ると、お父さんとおばあちゃんがリビングの机に向き合って書類とかを書いていた。
帰ってきた私に気が付いてないほど、真剣で悲しい表情を見せる二人。
月曜日の今日は、お父さんの職場であるお寿司屋さんは定休日で、お父さんもおばあちゃんもお休み。
だから今日は、武瑠が亡くなった手続きをしているのだろう。
私には理解出来なさそうな難しい書類が色々と並んでいる。
そんな二人を邪魔をしないように、私は小さく声を掛ける。
「た、ただいま」
背中を見せていたお父さんは私の存在に気が付く。
おばあちゃんも小さく笑ってくれる。
「おう空。帰ってたのか。今日は楽しめたか?」
お父さんの言葉に私は笑顔を見せた。
もうお父さんには心配されたくないし。
「うん。海ちゃんと仲良く話せたし、孝太くんって言う男の子と友達になれた」
「そうか。よかったな」
お父さんには『海ちゃんと孝太くんと遊んでくる』と、電話を入れていた。
『海ちゃんと遊ぶ』って言ったら、お父さんは少し驚いていたっけ。
それと電話越しに聞こえた嬉しそうなお父さんの声。
意外と元気な私の声に、ホッとしたのだろう。
最近のお父さん、お客さんの前以外じゃずっと落ち込んでいるし。
・・・・・。
まあ、無理もないよね。
最愛の奥さんである私のお母さんの次は、大切な息子の武瑠だもんね。
二人も家族が亡くなったら、しんどいし。
私も正直耐えられないし・・・・・。
私は家に帰ると、お父さんとおばあちゃんがリビングの机に向き合って書類とかを書いていた。
帰ってきた私に気が付いてないほど、真剣で悲しい表情を見せる二人。
月曜日の今日は、お父さんの職場であるお寿司屋さんは定休日で、お父さんもおばあちゃんもお休み。
だから今日は、武瑠が亡くなった手続きをしているのだろう。
私には理解出来なさそうな難しい書類が色々と並んでいる。
そんな二人を邪魔をしないように、私は小さく声を掛ける。
「た、ただいま」
背中を見せていたお父さんは私の存在に気が付く。
おばあちゃんも小さく笑ってくれる。
「おう空。帰ってたのか。今日は楽しめたか?」
お父さんの言葉に私は笑顔を見せた。
もうお父さんには心配されたくないし。
「うん。海ちゃんと仲良く話せたし、孝太くんって言う男の子と友達になれた」
「そうか。よかったな」
お父さんには『海ちゃんと孝太くんと遊んでくる』と、電話を入れていた。
『海ちゃんと遊ぶ』って言ったら、お父さんは少し驚いていたっけ。
それと電話越しに聞こえた嬉しそうなお父さんの声。
意外と元気な私の声に、ホッとしたのだろう。
最近のお父さん、お客さんの前以外じゃずっと落ち込んでいるし。
・・・・・。
まあ、無理もないよね。
最愛の奥さんである私のお母さんの次は、大切な息子の武瑠だもんね。
二人も家族が亡くなったら、しんどいし。
私も正直耐えられないし・・・・・。