私は松井先生のデスクがある、体育館内の『体育教官室』と言う部屋に入っていった。
まるで喫茶店のようなコーヒーの香りが漂う体育教官室。

って、なんでこんないい匂いがするの?
なんていうか、汗臭いイメージがあったのに・・・・・。

ここは多分、体育科の先生がデスクワークの仕事をする場所なんだろう。体
育で使う白紙の記録用紙がデスクの上に置かれてある。

・・・・・。

なんていうか、松井先生は片付けが苦手な人なんだろうと私は感じた。
大切な記録用紙は無造作にデスクの上に散らばっている。

よく見たら他の先生のデスクも被害を受けているし・・・・・。

そんな部屋で、私は松井先生のデスクの席に座らされる。
松井先生も私が座ったのを確認したら、隣のデスクの席に腰掛ける。

そして、ちょっと意味のわからない言葉を松井先生は言ってくる。

「空ちゃんコーヒー飲む?ブランド品だよ」

「いや、いいです・・・・」

「美味しいのに?」

「私、コーヒーが苦手で飲めないんです」

「コーヒー飲んだら乳でかくなるよ」

「えっ」

不覚にも嘘丸わかりの松井先生の言葉に反応してしまった。
この前の誠也さんと遊んだ日から、自然と乳とか胸とかに反応してしまう私。

・・・・何だか悔しい。

一方で松井先生は突然笑い出す。

「ぎゃはは!コーヒーで乳がデカくなると言う嘘に反応しちゃってさ。本当、噂通りかわいいね」

『噂通り』と言う言葉が気になったが、私は慌てて否定する。

「そ、そんなことないです!と言うかからなわないでください」

「まあまあ、それより本題」

本題。
その言葉に私は息を飲んだ。

松井先生も私をバカにする笑顔から一転して、真剣な表情。

嫌な予感しかしない・・・・。

・・・・・。

松井先生も少し間を置くと私に真剣な話を持ち掛ける。