月が変わって一月。
同時に年も明け、新しい一年が始まる。
その新しい一年の始まりの中、私『美柳空』はいつもより笑顔が増えたと自分でも実感していた。
大好きな親友の仲間と一緒に学校生活を過ごし、毎日楽しく過ごす日々。
毎日のようにからかわれる日々・・・・・。
でもなんだか『すごく幸せ』と感じる日々。
そして休業していたお父さんが営んでいたお寿司屋さんに行くと、そこには新しく『店主と』なった、私の大好きな田中誠也さんが仕事着を着て、お寿司を握る『板場』という場所に立っていた。
明るい声で、私にも『いらっしゃい』と言ってくれる誠也さん。
なんだか、すっごく似合っている。
仕事着も前と変わらない誠也さんの姿だけど、すごく輝いている。
『すし処、みやなぎ』の創立者である私のおばあちゃんと話し合った結果、誠也さんは職場に戻ることになった。
自身の師匠であり、私のお父さんである『美柳将大』に変わって、このお店を任せられたみたい。
怪我も治ったみたいで、誠也さんはお店の大将として働いている。
そしてイケメンの誠也さんに、『値段の高いお寿司屋さん』だというのに、お店は毎日若い女のお客さんでいっぱいだった。
鼻の下を伸ばしながら、女の人と楽しく会話を交わしながら言葉を交わす誠也さん・・・・。
私も時々お店を手伝ったりするけど、私の苛立ちは募るばかり。
いっそのこと、『仕事を放棄して家に帰ってやろうか』と思ったくらいだし。
私の誠也さんが、他の女と一緒に話しているところなんて見たくないし。
だから営業が終わって、私に『もちろん本心は空ちゃんだよ。だから許して』なんて言われても『ふざけんな誠也さんのばーか』って、私はいつものように返すし。
『勝手に行動しているのは誠也さんの方じゃんか』っていつも思うし。
『私を守る約束はどこにいったんだ?』っていつも思うし。
私と付き合ってくれているのに、知らない女の人と笑顔で毎日話しているし・・・・・・・。
・・・・・。
ふざけやがって。もう絶対にお店を手伝わないし。
私だって『浮気』の一つや二つくらいやってやるし。
ばかな誠也さんを困らせてやるし。
私だって、やる時はやるんだし。
だから最近の私、誠也さんを無視し続けて、ずっと家で千尋さんに教えてもらったダンスの練習をしていた。
『浮気癖のある田中誠也なんてどうでもいい』なんて思いながら、私は仕事で東京にいる千尋さんにアドバイスをもらいながら一人で特訓していた。
そして千尋さん、『二月までには踊れるようになって欲しい』だってさ。
千尋さんが作詞作曲した『新曲』を振り付けを覚えて欲しいってさ。
今までは千尋さん、私のお母さんである『mahiro』が手掛けた曲しか踊らなかったのに。
ある意味、『mahiro』の一番のファンだし。
その千尋さん、突然夜中に寝ている私を叩き起こして新曲を聞かせてくれたっけ。
夜中の三時半に、目の下にクマを溜めた千尋さん。
ずっと寝ずに活動していたのだろう。
ご飯も食べていなかったのか、なんかすっごく痩せていたし。
今にも倒れそうな勢いだったし。
同時に年も明け、新しい一年が始まる。
その新しい一年の始まりの中、私『美柳空』はいつもより笑顔が増えたと自分でも実感していた。
大好きな親友の仲間と一緒に学校生活を過ごし、毎日楽しく過ごす日々。
毎日のようにからかわれる日々・・・・・。
でもなんだか『すごく幸せ』と感じる日々。
そして休業していたお父さんが営んでいたお寿司屋さんに行くと、そこには新しく『店主と』なった、私の大好きな田中誠也さんが仕事着を着て、お寿司を握る『板場』という場所に立っていた。
明るい声で、私にも『いらっしゃい』と言ってくれる誠也さん。
なんだか、すっごく似合っている。
仕事着も前と変わらない誠也さんの姿だけど、すごく輝いている。
『すし処、みやなぎ』の創立者である私のおばあちゃんと話し合った結果、誠也さんは職場に戻ることになった。
自身の師匠であり、私のお父さんである『美柳将大』に変わって、このお店を任せられたみたい。
怪我も治ったみたいで、誠也さんはお店の大将として働いている。
そしてイケメンの誠也さんに、『値段の高いお寿司屋さん』だというのに、お店は毎日若い女のお客さんでいっぱいだった。
鼻の下を伸ばしながら、女の人と楽しく会話を交わしながら言葉を交わす誠也さん・・・・。
私も時々お店を手伝ったりするけど、私の苛立ちは募るばかり。
いっそのこと、『仕事を放棄して家に帰ってやろうか』と思ったくらいだし。
私の誠也さんが、他の女と一緒に話しているところなんて見たくないし。
だから営業が終わって、私に『もちろん本心は空ちゃんだよ。だから許して』なんて言われても『ふざけんな誠也さんのばーか』って、私はいつものように返すし。
『勝手に行動しているのは誠也さんの方じゃんか』っていつも思うし。
『私を守る約束はどこにいったんだ?』っていつも思うし。
私と付き合ってくれているのに、知らない女の人と笑顔で毎日話しているし・・・・・・・。
・・・・・。
ふざけやがって。もう絶対にお店を手伝わないし。
私だって『浮気』の一つや二つくらいやってやるし。
ばかな誠也さんを困らせてやるし。
私だって、やる時はやるんだし。
だから最近の私、誠也さんを無視し続けて、ずっと家で千尋さんに教えてもらったダンスの練習をしていた。
『浮気癖のある田中誠也なんてどうでもいい』なんて思いながら、私は仕事で東京にいる千尋さんにアドバイスをもらいながら一人で特訓していた。
そして千尋さん、『二月までには踊れるようになって欲しい』だってさ。
千尋さんが作詞作曲した『新曲』を振り付けを覚えて欲しいってさ。
今までは千尋さん、私のお母さんである『mahiro』が手掛けた曲しか踊らなかったのに。
ある意味、『mahiro』の一番のファンだし。
その千尋さん、突然夜中に寝ている私を叩き起こして新曲を聞かせてくれたっけ。
夜中の三時半に、目の下にクマを溜めた千尋さん。
ずっと寝ずに活動していたのだろう。
ご飯も食べていなかったのか、なんかすっごく痩せていたし。
今にも倒れそうな勢いだったし。